
シミが気になり始めたらどんなケアをしますか?
ほとんどの人が、美白化粧品を選ぶでしょう。
シミは、紫外線によりメラニンが増えて現れるので、美白成分で薄くなると考えるのも当然です。
しかし、実際はそう簡単にはいきません。
まずは、シミの種類とそれぞれの対処法、治療法を理解することが大切です。
この記事では、シミの種類別の治療と化粧品の効果について解説しています。
是非、参考にしてみてください。
1.シミの種類
医学的にシミといわれるものは以上です。
シミには、原因やでき方によってこれだけの種類がありますが、一番多いシミは、「老人性色素斑」です。
2.シミの種類別の治療と化粧品の効果
種類 | 特徴 | 化粧品の効果 | 治療法 |
老人性色素斑 | シミの中で一番多い。
紫外線の影響が原因。 丸いシミが頬の骨の高い位置にできる。 初期は薄い茶色、次第に濃くなる。 年数を重ねると、脂漏性角化症に移行することがある。 |
薄い初期段階は、効果的。
定着したものは、化粧品では消えない。 |
シミの輪郭がはっきりしたものは、レーザー治療でないと消えない。 |
脂漏性角化症 | シミがさらにイボのように盛り上がったもの。
表面はボツボツしている。 手の甲にできる茶色のシミも同じ。 |
皮膚構造が変化しているので、化粧品の効果はない。 | レーザー治療や液体窒素による凍結療法。 |
雀卵斑(ソバカス) | 遺伝的な要素が強い。
10代のころから現れ、茶色の小さいシミが鼻を中心に散らばる。 シミの形は、三角や四角。 色白肌の人に多い。 |
遺伝的な要素が強いので、あまり薄くならない。 | レーザー治療で消すことが可能だが、再発することもある。 |
炎症性色素沈着 | ニキビや傷痕が茶色いシミとなって残ったもの。
むだ毛を毛抜きで抜くことで、毛穴が炎症を起こし黒くなることもある。 |
美白化粧品が有効。
ビタミンC誘導体を含む成分がおすすめ。 |
ピーリングが即効性あり。
そのままの状態でも自然に消えることもあるが、シミの上から紫外線を浴びると消えにくくなる。 |
肝斑 | 女性ホルモンのバランスの乱れが原因。
頬の骨あたりにモヤっとした左右対称のシミ。 茶色や灰色のシミ。 妊娠中や更年期の人に多い。 |
美白化粧品が有効。
ピーリングや内服薬と併用すると効果的。 |
トラネキサム酸という薬を数ヶ月服用すると薄くなることが多い。 |
どのシミに該当するのかによって、対処法が変わってきますので、よく見極めることが大切です。
シミは、美白化粧品を使えばいいと思っている人が多いと思います。
シミの種類によっては効かないものもあります。
初期の老人性色素斑と肝斑には美白化粧品が有効です。
3.まとめ
いかがでしたか?
シミの種類別の治療と化粧品の効果について解説しました。
あなたのシミのタイプを見極め、適切に対処してみてください。
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