ほうれい線のヒアルロン酸注射について

ほうれい線のヒアルロン酸注射について

ほうれい線の治療にヒアルロン酸注射はよく聞くけど、詳しくわからない人がほとんどだと思います。

この記事では、ほうれい線とヒアルロン酸注射について解説しています。

是非、参考にしてみてください。

1.ほうれい線ができる原因

1-1.肌(皮膚)の構造

肌(皮膚)の構造

皮膚は、表面から表皮、真皮、皮下組織で構成されています。

  • 表皮…外の刺激から守るバリア機能や透過性を制御して水分の損失を防止。
  • 真皮…血管や神経などを取り囲み、表皮の栄養と保持。コラーゲンやエラスチンを作る線維芽細胞が分布。
  • 皮下組織…脂肪が多く蓄えられていて、エネルギーとして使われ、外からの衝撃を和らげる。

1-2.ほうれい線ができる原因は筋肉と線維芽細胞

ほうれい線の原因の一つが筋肉の衰えです。

加齢などにより筋肉量が少なくなっていきます。

顔の場合、ただ筋肉が落ちるだけでなく、肌も一緒に垂れ下がることで、ほうれい線が目立つようになります。

もう一つは、肌の線維芽細胞が少なくなることです。

食生活、ストレスなどによる活性酵素の増加や紫外線による肌への直接的な刺激によって、線維芽細胞にダメージを与えてしまいます。

線維芽細胞が少なくなると、コラーゲンやエラスチンの産生が行われず、肌の配列が崩れることで顔のたるみに繋がります。

2.ヒアルロン酸注射の効果とリスクはあるのか

2-1.ヒアルロン酸とは

ヒアルロン酸は細胞間セメントとも呼ばれており、細胞同士を繋げる作用があります。

皮膚や筋肉、軟骨など様々な部位にあります。

肌の場合は、真皮に多く含まれていて、コラーゲンやエラスチンによって配列が組まれているのを助ける作用があります。

2-2.ヒアルロン酸注射はリーズナブルで即効性がある

ヒアルロン酸注射は、真皮層に注入して表皮を持ち上げることで、弾力のある肌になります。

気に入らなければ、元々は肌にある成分なので徐々に吸収されていき、分解酵素を注入して元の状態に戻すことも可能です。

ダウンタイムが短く即効性があり、美容医療の中でもリーズナブルな治療です。

2-3.打てる場所と費用

額、目の周り、ほうれい線、あご、鼻などに打つことができます。

所要時間は10分程度で、金額は1回数万円程度です。

ヒアルロン酸は少しずつ吸収されていくので、個人差はありますが長くて半年ほど効果が持続します。

2-4.ヒアルロン酸注射の注意点

ヒアルロン酸注射は、薬剤の種類や量をドクターが調節するので、技術の差が出やすいです。

例えば、額や鼻の場合、骨がすぐ下にあるので形を作りやすいですが、他の部位の場合は深い所に吸収されていきます。

顔の形や筋肉の走行には個人差があるので、効果が現れにくいこともあります。

ヒアルロン酸の注入量が多いと徐々に重力がかかり、日が経つにつれて筋肉が垂れ下がることもあるので、慎重な治療が必要です。

重篤なものとして、血管に誤って打ってしまうことで起こる塞栓、それによる失明、皮膚壊死、アレルギー、感染などがあります。

塞栓は、治療技術の進歩で発生頻度は少ないです。

2-5.ヒアルロン酸注射で失敗しないために

治療を受けたい方は、不自然な仕上がりになることが一番の心配事だと思います。

それを回避するために必要なことは、ドクターの実績とコミュニケーションが取れるどうかです。

ヒアルロン酸注射は、技術が必要な治療なので、インターネットなどでできるだけドクターの情報を集めましょう。

3.まとめ

いかかでしたか?

ほうれい線とヒアルロン酸注射について解説しました。

効果やリスクを理解した上、治療を受けてみてください。

当院では、ほうれい線に対して美容鍼を行っております。

美容鍼に興味のある方は、ご連絡ください。

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