飲むコラーゲンは効果がない理由

飲むコラーゲンは効果がない理由

コラーゲンの役割は、肌の弾力を支えることです。

加齢でコラーゲン量が減ると、肌の弾力がなくなりシワが現れます。

シワ対策にはコラーゲン量を増やす必要があります。

そこで「飲むコラーゲン」が商品化されています。

直接コラーゲンを飲むと増えそうな気がしますが、増えません。

この記事では、飲むコラーゲンは効果がない理由について解説しています。

是非、参考にしてみてください。

1.飲むコラーゲンは効果ない

直接コラーゲンを摂っても、そのまま肌のコラーゲンになるわけではありません。

コラーゲンなどのたんぱく質は、すべて消化されアミノ酸に変わって、小腸から体内へ吸収されます。

炭水化物や脂質などの栄養素が消化吸収され、骨、筋肉、皮膚など様々な組織が作られていきます。

そして、それらはホルモンがコントロールしています。

肌のコラーゲンを維持する女性ホルモンは、30代から減っていき閉経とともに急激に減少します。

その状態でいくらコラーゲンやアミノ酸を摂っても、女性ホルモンが少ないので、肌のコラーゲンが増えていくことはありません。

2.コラーゲン化粧品も効果ない

コラーゲン入りの化粧品も人気があります。

肌に直接塗ると、コラーゲンが増える気がするのでしょう。

しかし、コラーゲンは分子が大きいので、肌の奥にある真皮まで浸透しません。

化粧品に入っているコラーゲンは、魚などから作られているものが多いです。

仮に肌に浸透したとしても、体は本来、自己以外のものを受け付けないので、肌のコラーゲンとして定着することはありません。

ただ、コラーゲン入りの化粧品は、角質層の水分維持能力が高いので、保湿としてはとても有効です。

3.コラーゲンを摂るのではなく、コラーゲンを増やす働きのある成分を摂ること

大切なのは、コラーゲンを摂るのではなく、コラーゲンを増やす成分の入った化粧品を取り入れることです。

コラーゲンを増やす主な成分は、

  • ビタミンC誘導体
  • ナイアシン
  • レチノール

です。

これらの成分は、真皮まで浸透してコラーゲンを作り出す線維芽細胞(せんいがさいぼう)の働きを活性化させ、コラーゲン量を増やします。

つまり、コラーゲン量を増やすためにはコラーゲンを作り出す線維芽細胞を元気にさせることが重要です。

詳しくは、「肌のコラーゲンを増やす3つの成分と選び方」を参考にしてみてください。

4.まとめ

いかがでしたか?

飲むコラーゲンは効果がない理由が理解できたと思います。

人間の体はそんな単純なものではありません。

是非、参考にしてみてください。

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