肌を守るバリア機能について

肌を守るバリア機能について

肌本来の役割は、体を外敵から守るバリア機能です。

この機能がなければ、細菌やウイルスが簡単に体内に侵入して、大変なことになります。

お風呂に入ってもお湯が体内に入っていかないのは、このバリア機能が働いているからです。

この記事では、肌を守るバリア機能について解説しています。

是非、参考にしてみてください。

1.たった0.02㎜のバリア

たった0.02㎜のバリア

皮膚は、肌表面から順番に、表皮、真皮、皮下組織からできています。

バリア機能の働きをしているのは、表皮の中でも一番表面にある角質層と言う場所です。

この角質層は、厚さがなんと0.02㎜しかありません。

非常に薄っぺらい膜ですが、その構造が特徴的です。

角質層は、何層もの細胞が積み重なっていて、その隙間をセラミドなどが埋まっています。

イメージでいうと、レンガ(細胞)が積み重なり、そのレンガの隙間にセメント(セラミドなどの角質細胞間脂質)が埋めている状態です。

このように細胞の間をセラミドが埋めることで、密着した構造となり、水や異物が簡単に体内に入らない仕組みみになっています。

たった0.02㎜のバリア機能がとても重要な働きをしているのです。

2.バリア機能が弱まると

バリア機能のもう一つの働きとして、肌の内側から出る水分を蓄えておくことができます。

健康的な角質層は、約30%の水分があり、セラミドなどの保湿成分によって維持されています。

しかしセラミドを作り出す力がなくなると、角質層にある水分が蒸発してしまいます。

バリア機能が弱まっている状態です。

バリア機能が弱まると、外からの刺激を受け、肌内部の潤いまで失って肌荒れが起こります。

セラミドが減ると、一つひとつの細胞がぐらついて、剥がれ落ちたりします。

そうなれば、ますますバリア機能が働かなくなります。

3.正常なバリア機能を保つには

正常なバリア機能を保つには、肌内部でセラミドなどの保湿成分が働いていることが重要になります。

しかし、年齢を重ねるごとにセラミドは減っていき、体内で作り出すことが難しくなってきます。

そこで、セラミド配合の化粧品を使用し、肌の水分を増やすことでケアできます。

セラミドの化粧品は、美容液や乳液に配合されています。

4.まとめ

いかがでしたか?

バリア機能の重要性が理解できたと思います。

もし、バリア機能が弱まっている場合は、セラミド配合の化粧品を試してみてください。

購入する際は、全成分を確認した方が安全です。

専門的な成分がわからないときは、極端に安いものは避け、3000円以上を目安に探してみてください。

当院では、美容鍼でセラミドなどの保湿成分の分泌を促すことが可能です。

美容鍼に興味がある方は、ご連絡ください。

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