
年を重ねるごとにひどくなる乾燥肌。
どんなケアしていますか?
乾燥肌は、スキンケアで治すイメージがあるかもしれませんが、治療することもできます。
毎日のスキンケアをしっかり行い、それでも限界を感じたら治療することで理想の肌を手に入れることできます。
この記事では、乾燥肌の原因から毎日のスキンケア、治療法をご紹介しています。
是非、参考にしてみてください。
1.乾燥肌の原因
1-1.肌の仕組み

肌は、表面から表皮、真皮、皮下組織の順で構成されています。
- 表皮…外の刺激から守るバリア機能や透過性を制御して水分の損失を防止。表面から角質層、顆粒層、有棘層、基底層に分けられる。
- 真皮…血管や神経などを取り囲み、表皮の栄養と保持。コラーゲン・エラスチンを産生する線維芽細胞が分布。
- 皮下組織…脂肪が多く蓄えられていて、エネルギーとして使われ、外からの衝撃を和らげる。
1-2.乾燥肌はどういう状態?
乾燥肌は、角質の肥厚が原因です。
肌に摩擦や圧力がかかったり、加齢によって水分量が少なくなると、肌を守るために角層が厚くなります。
角層が厚くなっている分、肌の潤いを保つための保湿因子が足りなくなります。
その結果、肌のキメが乱れ、表面が乾燥していきます。
2.乾燥肌のスキンケア対策
2-1.美容液の選び方
保湿ために化粧水などを使えば使うほど効果があるわけではありません。
肌にはバリア機能があるため、浸透させるのは難しいです。
そこで注目するのが表皮の角質層に存在する「角質細胞間脂質」です。
角質細胞間脂質は、文字通り角質の細胞間を満たして、体内の水分の蒸発を防ぐ役割があります。
そのため、角質細胞間脂質の構成要素の半分を占めるセラミドが配合された保湿アイテムを選ぶことが重要です。
それでも改善されない場合は、角層が厚すぎる可能性があるので角質ケアが必要です。
2-2.化粧水にコットンは必要?
化粧水を塗る際にコットンを使用するかしないかで迷ったことがありませんか?
コットンを使用すると手に水分を奪われにくく、顔全体にムラなく塗れるなどメリットがあります。
しかし、コットンは肌とコットンの間で摩擦が生じます。
乾燥肌の場合は、少しの刺激だったとしても極力避けましょう。
2-3.洗顔はぬるま湯で!
乾燥肌にとって洗顔時の温度は気をつけるポイントです。
一般的にシャワーの温度は38℃以上ですが、これでは皮脂が取れて過ぎてしまいます。
基本的には32℃~36℃くらいのぬるま湯がベストです。
さらに摩擦をなくすために、泡をできるだけ立てて皮脂が多い所から洗うことで乾燥肌の対策になります。
3.乾燥肌の治療について
3-1.ピーリング
肌に残った角質を取り除く治療法です。
施術後は表皮を取り除いている状態なので、保湿ケアや紫外線対策をしっかりすることが重要です。
施術はクリニックやエステで受けることができます。
クリニックの場合は、ケミカルピーリングで薬剤を高濃度で使用するため高い効果が期待できます。
エステの場合は、低刺激の化粧品を使用しての施術のため、肌にとって負担が少ないです。
費用は、クリニックの場合1回1万円前後で2週間に1回程度を5回ほど行い、徐々に期間を延ばしていくと最も効果的と言われています。
エステの場合は、ピーリングだけの施術もありますが、マッサージやほかの美顔器を併用していることが多いです。
併用している施術の種類によって値段が異なりますが、1万円前後です。
3-2.フォトフェイシャル
フォトフェイシャルは、IPLと呼ばれる広範囲の光の波長を照射することでコラーゲンを産生する線維芽細胞に働きかけ、内側からキメの整ったハリのある肌になります。
さらに光の波長を調節することが出来るので、シミ、ソバカス、ニキビ、たるみなど幅広く対応できます。
費用は、3万円前後です。
3-3.水光注射
水光注射は韓国発祥の肌質改善のための治療法です。
細い鍼が剣山のようになっており真皮層にヒアルロン酸などの有効成分を注入していきます。
有効成分はボトックス、プラセンタ、ビタミン、トラネキサム酸などの種類を選ぶことができます。
繰り返すことで効果が積み重なり、徐々にキメのある肌になっていきます。
費用はどの成分でも5万円前後です。
3-4.美容鍼
当院では、乾燥肌の改善に美容鍼を行っています。
美容鍼は、皮膚の真皮を刺激して線維芽細胞を活性化することで、美容成分であるコラーゲンやエラスチンを増やすことができます。
美容鍼は、本来人間が持っている力を利用した自然な美容法です。
4.まとめ
いかかでしたか?
乾燥肌と治療法について解説しました。
乾燥肌は普段のスキンケアから対策をしましょう。
それでも改善しない場合は、美容医療を受けてみてください。
美容鍼に興味がある方は、ご連絡ください。
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